毎年ジャガイモを作っているんですが、今年は一味違います。何がって?
品種のバリエーションです!!
例年はアンデスレッド、メークイン、トウヤ、そして増殖させ中の一番大好きシャドークイーンという4品種(?)を植えているのですが、面白い品種ないかなぁと目を光らせていました。
結果、新しく5品種を加える9種類になったので、これらの特徴や休眠期間を整理してみます。
(本当はデストロイヤーというイモが欲しくていろいろなところを見ていたんですが、なかなか巡り合えないものです。)
新品種とその特徴
ノーザンルビー

ノーザンルビーの特徴
外見・色
- 皮がピンク色
- 中身も鮮やかなピンク色(加熱しても色が残る)
- 見た目が美しく、料理の彩りに最適
食感・味
- しっとり系の食感(メークインに近い)
- ホクホク感よりもなめらかでモチモチ
- 甘みがあり、クセが少ない
調理適性
- しっとり系で煮込み料理にも使えるが、長時間の加熱ではやや崩れやすい
- マッシュポテトにするとピンク色が映えて美しい
- フライドポテトやポテトサラダにもおすすめ
- 加熱するとやや色が薄くなるが、レモン汁を加えると鮮やかさを保ちやすい
栽培・生産地
- 日本で開発された品種(北海道で主に栽培)
- 「キタムラサキ」の開放受粉種子から選抜された品種
- 病気に強く、家庭菜園でも育てやすい
栄養価
- アントシアニン を含む(ポリフェノールの一種で抗酸化作用あり)
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンCやカリウムが豊富
まとめ
ノーザンルビーは、ピンク色が特徴のしっとり食感のジャガイモで、煮込み料理やサラダに最適。見た目の華やかさを活かして、料理の彩りを楽しめる品種とのこと!
既に、皮が赤い品種『アンデスレッド』は栽培していて、春秋植えができる一番便利な品種なのですが、こちらは中身も赤いんですよね。色付きジャガイモは品種もわかりやすいから維持しやすいし、ポリフェノールが多いので健康にもいいということで、今回の出会いに感謝です。ちなみに500gで500円くらいでした。
ノーブルシャドー

ノーブルシャドーの特徴
外見・色
- 皮が紫色
- 中身も鮮やかな紫色(加熱しても色が残る)
- 見た目が美しく、料理の彩りに最適
食感・味
- しっとり系の食感(メークインに近い)
- ホクホク感よりもなめらかでモチモチ
- 甘みがあり、クセが少ない
調理適性
- 煮崩れしにくいのでスープや煮込み料理に向く
- マッシュポテトにすると紫色が映えて美しい
- フライドポテトやポテトサラダにもおすすめ
- 加熱するとやや色が薄くなるが、レモン汁を加えると鮮やかさを保ちやすい
栽培・生産地
- 日本で開発された品種(北海道で主に栽培)
- 「05091-13」を母、「勝系28号」を父とする交配組み合わせから選抜された品種
- ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病およびそうか病にも強い
- いもは卵形で形が揃い、生産および加工の両面で扱いやすい
栄養価
- アントシアニン(ペタニン)を多く含む(ポリフェノールの一種で抗酸化作用あり)
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンCやカリウムが豊富
ノーブルシャドーは、紫色が特徴のしっとり食感のジャガイモで、煮込み料理やサラダに最適。見た目の華やかさを活かして、料理の彩りを楽しめる品種とのことです。書いてて思ったのは、この二つ。僕が欲しかったグランドペチカことデストロイヤーの派生なんですね。そして用途も同じような感じ。ふたつの違いを下記にまとめてみました。
違いのポイント
項目 | ノーブルシャドー | ノーザンルビー |
---|---|---|
皮の色 | 濃い紫色 | ピンク色 |
中身の色 | 紫色 | ピンク色 |
色の成分 | アントシアニン豊富(紫系ポリフェノール) | アントシアニンを含むがやや淡め |
食感 | しっとり、ややホクホク | しっとり、なめらか |
調理適性 | 加熱しても紫色が残るが、やや淡くなる | 加熱するとピンクがやや薄れる |
主な用途 | マッシュポテト、ポテトチップス、煮込み | マッシュポテト、ポテトサラダ、スープ |
タワラマゼラン

タワラマゼランの特徴
外見・色
- 皮が紫色
- 中身は黄色で加熱しても変色しにくい
- 長楕円形でサイズが均一
食感・味
- ホクホク感としっとり感を併せ持つ食感
- 甘みがあり、風味が豊か
調理適性
- 煮崩れしにくく、カレーやポテトサラダに適している
- 皮ごと蒸すと甘みが増し、美味しく仕上がる
- フライドポテトやじゃがバターなど、さまざまな料理に向く
栽培・生産地
- 長崎県の俵正彦氏によって開発された品種
- 北海道を中心に各地で栽培されている
- 耐病性が高く、育てやすい
- 収量が安定しやすい
栄養価
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンC・カリウムが豊富
- でんぷん含有量が少なく、煮崩れしにくい
まとめ
タワラマゼランは、ホクホク感としっとり感を併せ持つ甘みのあるジャガイモ。煮崩れしにくいため、カレーやポテトサラダなどさまざまな料理に適しています。皮ごと調理すると、より風味を楽しめます。
インカのめざめ

インカのめざめの特徴
外見・色
- 皮が赤みがかった黄色
- 中身は濃い黄色(栗のような色)
- 小ぶりなサイズで細長い形をしている
食感・味
- ねっとり系の食感(サツマイモに近い)
- 甘みが非常に強く、栗のような風味
- 濃厚でコクがあり、普通のジャガイモとは違った味わい
調理適性
- 煮崩れしにくい のでスープや煮込み料理に向く
- 加熱すると甘みが増すので、焼き芋風の料理にも最適
- ポテトサラダにするとしっとり濃厚な仕上がりになる
- フライドポテトや素揚げにするとホクホク感と甘みが楽しめる
栽培・生産地
- 日本で開発された品種(主に北海道で栽培)
- 収穫量が少なく希少なジャガイモ
- 一般的なジャガイモより栽培期間が長い
栄養価
- カロテンやビタミンCが豊富(色が濃いほど栄養価が高い)
- 一般的なジャガイモより糖度が高い
まとめ
インカのめざめは、甘みが強く、濃厚な味わいのジャガイモ。サツマイモのようなねっとり食感と栗のような風味が特徴で、焼き芋風の料理やポテトサラダに最適。希少な品種。
インカのめざめは味は抜群に良いらしいですが、足が速いので種を維持するのは難しいかも。今年だけになっちゃうかな?
ポロシリ

ポロシリの特徴
外見・色
- 皮が淡い黄色
- 中身は白色で、加熱しても色が変わりにくい
- 形はやや楕円形で、大きさが均一
食感・味
- ホクホク系の食感(男爵イモに近い)
- 甘みが控えめで、すっきりした味わい
- でんぷん質が多く、粉質の口当たり
調理適性
- 煮崩れしにくいため、カレーやスープにも適している
- 揚げるとサクッとした食感になり、ポテトチップスやフライドポテトに最適
- でんぷん価が低めで糖度が低いため、油で揚げても焦げにくく、変色しにくい
- ポテトサラダやマッシュポテトにも向く
栽培・生産地
- 北海道で主に栽培されている品種
- カルビーポテト株式会社が10年以上かけて開発したオリジナル品種
- ジャガイモシストセンチュウやそうか病に強い抵抗性を持つ
- 寒冷地での栽培に適しており、収穫量が安定
名前の由来
- 「ポロシリ」は、北海道の「十勝幌尻岳(とかちぽろしりだけ)」にちなんで名付けられた
- 「ポロ・シリ」はアイヌ語で「大きな・山」という意味
- 大きく育ってほしいという開発者の想いが込められている
栄養価
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンC・カリウムが豊富
- 粉質が強いため、でんぷん質が多め
まとめ
ポロシリは、ホクホク系のジャガイモで、粉質の食感が特徴。ポテトチップスやフライドポテトに最適で、焦げにくく変色しにくい特性がある。ポテトサラダやマッシュポテトにも向いており、幅広い料理で活躍する品種。病気に強く、収量が安定しているため、栽培にも適している。
シャドークイーン
シャドークイーンの特徴
外見・色
- 皮が濃い紫色
- 中身も鮮やかな紫色(加熱しても色が残りやすい)
- やや細長い形状
食感・味
- しっとり系の食感(メークインに近い)
- 甘みは控えめで、あっさりとした味わい
- ホクホク感は少なめ
調理適性
- 煮崩れしにくい ため、スープや煮込み料理に向く
- 加熱しても紫色が比較的残りやすい
- ポテトチップスやフライドポテトにすると、色が映えてユニークな仕上がり
- ポテトサラダやマッシュポテトにすると鮮やかな紫色が映える
栽培・生産地
- 日本で開発された品種(主に北海道で栽培)
- 耐病性があり、比較的育てやすい
栄養価
- アントシアニンが豊富(抗酸化作用が期待できる)
- ビタミンCやカリウムを含む
まとめ
シャドークイーンは、紫色が特徴のジャガイモで、ポテトサラダやマッシュポテトなど色を活かした料理に適している。甘みは控えめで、煮崩れしにくいためスープや煮込み料理にも向く。栄養価が高いものの、市場流通が少なく、手に入りにくい品種。
アンデスレッド
アンデスレッドの特徴
外見・色
- 皮が赤色でややザラつきがある
- 中身は濃い黄色で、加熱するとホクホク感が増す
- 形はやや楕円形で大きさにばらつきがある
食感・味
- ホクホク系の食感(男爵イモに近い)
- 甘みが強く、濃厚な味わい
- 加熱すると粉質が増し、口当たりが軽くなる
調理適性
- ホクホク感が強く、煮崩れしやすいため、コロッケやポテトサラダに最適
- 焼き芋風の調理や、ホイル焼きにも向く
- 揚げるとサクッとした食感になり、フライドポテトにも適している
- スープや煮込み料理には不向き(崩れやすいため)
栽培・生産地
- 南米アンデス地方由来の品種で、日本では北海道を中心に栽培
- 病気にやや弱く、管理が必要
- 収量が比較的少なく、市場流通量はやや限られる
栄養価
- ビタミンC・カロテンが豊富(黄色い果肉のため栄養価が高い)
- 一般的なジャガイモより糖度が高い
まとめ
アンデスレッドは、赤い皮と黄色い果肉が特徴のホクホク系ジャガイモ。甘みが強く、焼き芋風の調理やコロッケ、ポテトサラダに向いています。ただし、煮崩れしやすいため、スープや煮込み料理には適していません。病気に弱く、市場流通量が少ないため、希少な品種です。
トウヤ
トウヤの特徴
外見・色
- 皮が淡い黄色~薄茶色
- 中身は淡い黄色で、加熱しても色が変わりにくい
- やや丸みを帯びた形状で、大きさが均一
食感・味
- ホクホク系の食感(男爵イモよりもしっとり感がある)
- 甘みがあり、口当たりがなめらか
- 粉質と粘質のバランスが良く、料理の汎用性が高い
調理適性
- 煮崩れしにくいため、煮込み料理やスープに適している
- なめらかな食感なので、ポテトサラダやマッシュポテトにも向く
- コロッケやフライドポテトにも適している
- 加熱しても色が変わりにくいので、料理の見た目がきれいに仕上がる
栽培・生産地
- 北海道で開発された品種
- 病気に強く、育てやすい
- 収量が多く、安定した生産が可能
栄養価
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンC・カリウムが豊富
- ホクホク感があるため、でんぷん質が多め
まとめ
トウヤは、ホクホク感としっとり感のバランスが良いジャガイモで、煮込み料理やポテトサラダ、フライドポテトなど幅広い用途に向いています。病気に強く栽培しやすい一方で、芽が出やすいので保存には注意が必要。
メークイン
メークインの特徴
外見・色
- 皮が淡い黄色~薄茶色
- 中身は淡い黄色で、加熱しても色が変わりにくい
- 細長い楕円形で、表面がなめらか
食感・味
- しっとり系の食感(粘質があり、なめらか)
- 甘みは控えめで、あっさりとした味わい
- 煮崩れしにくく、加熱後もしっかりした食感を保つ
調理適性
- 煮崩れしにくいため、カレーや肉じゃがなど煮込み料理に最適
- 滑らかな食感なので、グラタンやポテトグラタンにも向く
- 揚げると外はカリッと、中はしっとりした食感になるため、フライドポテトにも適している
- ポテトサラダやマッシュポテトには向かない(粘りが強く、ふんわりしにくいため)
栽培・生産地
- イギリス由来の品種で、日本では北海道を中心に栽培
- 病気にやや弱く、管理が必要
- 収穫量が安定しやすく、市場流通量が多い
栄養価
- 一般的なジャガイモと同様にビタミンC・カリウムが豊富
- 粘質があるため、でんぷん質はやや少なめ
デメリット
- 病気に弱く、特に疫病やそうか病にかかりやすい
- 水分が多いため、ホクホク系の食感を好む人には向かない
- ポテトサラダやマッシュポテトには不向き
まとめ
メークインは、しっとりとした食感で煮崩れしにくいジャガイモ。カレーや肉じゃが、グラタンなど煮込み料理やオーブン料理に向いています。ホクホク感が少ないため、ポテトサラダやマッシュポテトには不向きですが、しっとりした仕上がりを活かした料理には最適な品種です。
特徴と違い
昼寝王国のジャガイモ品種の特徴比較①
項目 | ノーブルシャドー | ノーザンルビー | タワラマゼラン | インカのめざめ | ポロシリ |
---|---|---|---|---|---|
皮の色 | 濃い紫色 | ピンク色 | 紫色 | 赤みがかった黄色 | 淡い黄色 |
中身の色 | 紫色 | ピンク色 | 黄色 | 濃い黄色 | 白色 |
食感 | しっとり+ややホクホク | しっとり+なめらか | ホクホクとしっとりの中間 | ねっとり、濃厚 | ホクホク系(揚げるとカリッとする) |
味の特徴 | 甘みがある | 甘みがありクセが少ない | 甘みがあり風味豊か | 甘みが強く栗のような風味 | 甘み控えめでスッキリ |
調理適性 | 煮込み、ポテトサラダ、フライドポテト | 煮込み、ポテトサラダ、スープ | カレー、ポテトサラダ、コロッケ | 焼き芋風、ポテトサラダ、フライドポテト | ポテトチップス、フライドポテト、ポテトサラダ |
煮崩れしやすさ | しにくい | しにくい | しにくい | しにくい | しやすい |
主な生産地 | 北海道 | 北海道 | 北海道 | 北海道 | 北海道 |
栽培の特徴 | ジャガイモシストセンチュウ抵抗性あり | 病気に強い | 病気に強く収量が安定 | 病気に弱く、収穫量が少ない | 病気に強く収穫量が安定 |
栄養価 | アントシアニン豊富 | アントシアニンを含む | ビタミンC・カリウム豊富 | カロテン・ビタミンC豊富 | ビタミンC・カリウム豊富 |
デメリット | 生産量が少なく流通が限られる | 加熱すると色がやや薄くなる | やや成長が遅く、芽出しに時間がかかる | 病気に弱く、収穫量が少ないため価格が高め | 煮込み料理には不向き(崩れやすい) |
昼寝王国のジャガイモ品種の特徴比較②
項目 | シャドークイーン | アンデスレッド | トウヤ | メークイン |
---|---|---|---|---|
皮の色 | 濃い紫色 | 赤色 | 淡い黄色~薄茶色 | 淡い黄色~薄茶色 |
中身の色 | 紫色 | 濃い黄色 | 淡い黄色 | 淡い黄色 |
食感 | しっとり、やや粘質 | ホクホク | ホクホクとしっとりの中間 | しっとり、粘質 |
味の特徴 | 甘みは控えめ、あっさり | 甘みが強く濃厚 | 甘みがあり、なめらか | 甘みは控えめであっさり |
調理適性 | 煮込み、ポテトサラダ、フライドポテト | 焼き芋風、ポテトサラダ、フライドポテト | 煮込み、ポテトサラダ、コロッケ | 煮込み、グラタン、フライドポテト |
煮崩れしやすさ | しにくい | しやすい | しにくい | しにくい |
主な生産地 | 北海道 | 北海道、岡山県、九州地方 | 北海道 | 北海道 |
栽培の特徴 | 耐病性があり育てやすい | 病気に弱く、管理が必要 | 病気に強く、収量が多い | 病気に弱く、管理が必要 |
栄養価 | アントシアニン豊富 | ビタミンC・カロテン豊富 | ビタミンC・カリウム豊富 | ビタミンC・カリウム豊富 |
デメリット | 甘みが少なく淡白な味、流通量が少ない | 煮崩れしやすく、病気に弱い | 芽が出やすく、保存性が低い | 病気に弱く、ポテトサラダには不向き |
植え付け時期・休眠期間・栽培適期(関東)
ジャガイモ11品種の植え付け時期・休眠期間・栽培適期(関東)
品種名 | 植え付け時期(関東) | 休眠期間の目安 | 二期作の可否 | 適した栽培時期 |
---|---|---|---|---|
シャドークイーン | 2月下旬~3月下旬 | 約60~80日 | ×(休眠期間が短すぎず、秋植えには不向き) | 春 |
アンデスレッド | 2月下旬~3月下旬 / 8月 | 約60日 | ○(秋植えも可能) | 春・秋 |
トウヤ | 2月下旬~3月下旬 | 約60~80日 | ○(秋植えも可能) | 春・秋 |
メークイン | 2月下旬~3月下旬 / 8月 | 約60~80日 | ○(秋植えも可能) | 春・秋 |
インカのめざめ | 2月下旬~3月下旬 | 約30日(短い) | ×(休眠期間が短すぎて秋植えには不向き) | 春 |
ノーザンルビー | 2月下旬~3月下旬 | 約60~80日 | ×(秋植えには適さない) | 春 |
ポロシリ | 2月下旬~3月下旬 / 8月 | 約60~80日 | ○(秋植えも可能) | 春・秋 |
タワラマゼラン | 2月下旬~3月下旬 | 約60~80日 | ×(秋植えには適さない) | 春 |
ノーブルシャドー | 2月下旬~3月下旬 | 約60~80日 | ×(秋植えには適さない) | 春 |
男爵薯 | 2月下旬~3月下旬 / 8月 | 約90日 | ○(秋植えも可能) | 春・秋 |
キタアカリ | 2月下旬~3月下旬 | 約80日 | ×(秋植えには適さない) | 春 |
昼寝王国のジャガイモはこれにしよう!
今回追加した品種とその特徴を整理しましたが、この中で全部を維持していくのは大変です。まぁそもそも種芋は毎年買ったほうがいいと言われてるんですけどね。そんなことしたら節約になりません。
品種を維持するために一番重要なのは『わかりやすいこと』です。なぜなら僕はだらしないから。
キタアカリとホッカイコガネ、男爵は完全に混ざってしまい、どれがどれやらわかりません。
そして、食味としてホクホク系、しっとり系というのがあるようなのでこれらの形質は残していきたいですね。
二期作用品種
アンデスレッド、ポロシリ、メークイン、トウヤ
メークインは色は黄色ですが、形が俵型なので交雑しません。今回植えてみるポロシリが増えれば、これも二期作に向いているようなので、黄色の普通のやつはポロシリで固定したいと思います。トウヤと混ざる可能性があるので、ポロシリが上手くいけばトウヤは外します。
ホクホク系
アンデスレッド、ポロシリ
アンデスレッドは表面が赤、ポロシリは普通の黄色で混ざらず維持できそうです。
カリカリの料理に使おうかと思います。ポロシリの数が少ないのでうまくいななかった時は、男爵などに切り替えることにしますが…できれば頑張って増やしたいですね!
しっとり系
メークイン、シャドークイーン
しっとり系で煮崩れしないと言えばメークイン。もう4年くらい継代できています。
メークインの食味は好きだし、形も好きなのでこれからも維持していきたいですね。
そして、僕が一番好きなのはシャドークイーン。食味もねっとりして美味しいのですが、焼くと外はカリっと焼けるし、面白い色で栄養もある。購入した時、種芋が高価でした。小さいのが2個で600円とかだった。
これを頑張って増やして3年。2⇒5⇒20とようやく満足の数になりました。
中間
ノーザンルビー、ノーブルシャドー、タワラマゼラン
今年が初めての3品種ですが、性質はホクホクとしっとりの中間らしいし、調べてもよく解らないので食べてみるしかないですね。それぞれに色に特徴があるのでこれらは全部維持していきたいです。
おわり
ジャガイモっていろいろな品種が増えていて面白いですよね。
いろいろ試してみて、自分の環境にあった品種を育てていければいいと思います。
インカのめざめについては育てるのが難しいかもと思いますが、休眠期間の短さを活かして、4期作とかできないのだろうか?病気や暑さに弱いということで、他のジャガイモと一緒に育てたくはないけど、実験に使うには面白い品種かなぁと思います。例えば涼しい室内栽培とかなら夏も育つとか、室温を保てば冬でも育つとかできないものかなぁ。
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