昼寝ねこがセミリタイア資産3000万円を貯めるまで 年収と年齢別資産推移

年齢別資産の推移コラム

こんばんにちは。昼寝ねこです。
私は今年、10年来の念願のセミリタイアに突入しました。
臥薪嘗胆を胸に抱き、耐え続けた長い社会人生活でした。
セミリタイアのために3000万円を目標に働いてきましたが、僕がいかにして資産を貯めたかをお話しします。
初めに言っておくと、どちらかと言えば、僕の人生の振り返りみたいな話になってしまいます。
そして、その辺のインフルエンサーさんが言っているような派手な内容ではありません。地味で地道な方法です。
目立ったインフルエンサーさんが言ってる話は大抵“じゃんけん”で勝っただけの話だったりポジショントークで自分が得する話に誘導するのが目的だったり、とにかく人の話を鵜呑みにしてはいけません。
もちろん、参考にできるものもたくさんあるかと思います。


しかし、自分の中でかみ砕き、自分の方法を見つけていくのが確実なものだと思っています。
つまり僕の話も聞いていただけると嬉しいですが、そのうえで自分の方法を確立していただきたいです。
ぜひ、働きたくない皆様が自由と昼寝を勝ち取ることを願っています。
昼寝王国ではセミリタイア後の資産額や経験談を定期的に公開していきます。ぜひ高評価・チャンネル登録よろしくお願いいたします。

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年齢別資産の推移

年齢別資産の推移

さて、今回は昼寝ねこの資産履歴を振り返りながら、どうやって資産が貯まっていったか見ていきます。
まず僕は大学を出て、研究職をしていました。
卒業時の貯金は100万円くらい。関東から九州への引越しやら車の購入やら何やらで減ってしまいこの金額です。
25歳まで働いていて、年収は350万円くらいだったと思います。
新卒から24歳までは節約とか考えないで、好きに遊んで欲しいものはなんでも買ってましたね。まぁ物入りなのもありましたが…

24歳:資産400万円

人間関係が辛くて24歳のときにセミリタイアを志しました。ここから極端にお金を使わなくなりました。
ワイシャツを毎回クリーニングに出すのを辞めたり、外食を控えるようになりました。
投資では22歳から24歳は個別株を買っていました。この頃はリーマンショックのあとで株が安く、生活費以外の給料をほとんど株につぎ込んできました。
躁鬱の症状が出て、会社に行くのが辛くなりましたが自分からはなかなか会社をやめる決意はできず、
25歳で親の病気を理由に仕事を辞めて実家に戻り、1年は親の面倒を見つつニート生活を送りました。

25歳:資産500万円

ニート生活は最高でしたが、将来のことを考えたり、このままでいいのか?という若さ故の焦りを感じて、
本気で無食生活を楽しめてはいませんでした。
WEBサイトを作って副業したり、グッピーやレッドビーシュリンプというエビを育てたり、
就農について勉強したり、いろいろなことを考えました。
このころから投資対象は、インデックス型の投資信託にシフトしました。米国と日本株ですね。

26歳:資産700万円

1年間のニート生活の後、26歳で気持ちの整理がついてせっかくなので農業をやってみることにしました。
近くで募集していた農園の仕事に申し込みました。年収は200万円といった感じでしたね。
独立を支援してくれるというのが目的で、給料より勉強がしたかったので年収は気にしませんでした。
振り返ればこの経営者は横暴でひどい人間でした。ジャイアンみたいにガタイがよく、いつも他人に当たり散らしていました。農業経営している人間ってまともじゃない人間が多かったです。
給料は安くて大変でしたが、いい勉強になり1年で農業スキルを習得しました。もうやりたくはありません。
別の機会に詳しく書くかもですが、専業の露地農家というのは過酷です。
作物にもよるでしょうが、僕が一番嫌だったのはブロッコリーですね。
全ての作業が大変でしたが、ブロッコリーの収穫って深夜から始めるんですよ?
2月から3月の寒い中、ヘッドライトを付けてブロッコリーを刈り取ります。空から霜が降ってくるのが見えて絶望します。
寒い時も暑い時も、雨のときも、雪のときも何かしら大変な仕事がありました。
1年続けて必死に勉強し、スキルもついて経営者よりも管理に詳しくなったころ、
正社員として働いてくれないかと言われ、断りました。週6勤務で17万円って…独立したくて勉強でいるならまだしも、冗談じゃありません。
正社員を断ったことで険悪になり、就農支援なんてする気もなかったのだと思い、すぐに辞めました。
社会保険も雇用保険もない。就農も大変すぎてするつもりもなくなっていたので、再就職を探しました。
給与所得が低かったこの期間も、インデックス投資は変わらず続けていました。

27~31歳:資産2000万円(年+200~300万円)

27歳から31歳までは職を転々としつつ、資産形成とやりたいことを探していました。
職種もいろいろで年収は平均して300万円くらいだったと思います。働いてない期間もありました。
1週間で辞めたり、1か月で辞めたり、半年で辞めたり。僕にとっては普通と思えないので辞めたのですが、他の人は普通に働いているのだし、社会に適応できない、おかしいのは自分なんだろうと思いましたね。
この間も、インデックス投資を継続していましたが、積み立てNISAが始まり、今主流の米国株インデックスが出はじめたので切り替えました。

32歳:資産2350万円

32歳で外資系の会社で働き、年収は500万円になりました。が、安泰かと言われるとそうでもありませんでした。
僕の前任だったけど、何かしらやらかして別部署に移動になったという頭のおかしい人に常に因縁を付けられ、毎日がストレスでした。周囲の人は優しくて、フォローしてくれましたが、躁鬱の再発が起きそうだったので辞めようかと考えていました。
しかしその必要もなく1年で事業撤退になり、同業種ですぐ働きました。
投資の面では中国に対する懸念からリスクヘッジを行い、国内株を7割売却し、優待株だけ残しました。インデックス投資は継続しました。

33歳:資産2600万円

年収は450万円から320万円に下がりました。
一部上場企業でしたが、経営はひどいものでした。前職でも品質の仕事をしていましたが、
製品の品質管理、特に特性を改ざんする体制に、意見をすると総務室に呼び出され警告をもらいました。
世間では某ウィルスが猛威を振るい始め、株価は低迷、円高ドル安になっていました。
米国株の個別株をいじるようになっていた僕は、すかさずドルの投資額を3倍に増やしました。国内株も銀行・商社・保険を中心にピンポイントで購入しました。
僕ではありませんが内部告発により全国的な問題が露見し、中間管理職になっていた僕も対応に追われました。
人間の狡猾さとか、問題の当事者が保身に必死になる姿とそれを許容する体制は、隠蔽体質が変わってないと思い知らされ、関わりたくないので辞めようと思いました。

34歳:資産3250万円(目標最低ライン到達)

34歳から資産が飛躍的に伸びたのは、某ウィルスショックでどん底になった経済の中、
米国株インデックスと米ドルを積み立てし続けたからです。
某ウィルスは相変わらず猛威を振るっており、会社で不特定多数の人間と接触することも怖かったです。
一方、投資面では量的緩和の拡大により株価は絶好調に上がっていました。

35歳:資産4050万円

資産が3000万円に到達したことで目標に届いたこと、会社に全くの信用も将来性もなくなっていたことで、
即決で会社を辞めることにしました。会社を辞める際にコロナを理由に辞めることができたので、失業給付は多くなり、待期期間もなくなりました。
その後、セミリタイアを開始しようかと思いましたが、今後はWEB制作で細々と稼ごうと考えていたため、
職業訓練で4か月、WEB制作の勉強をすることにしました。その後、WEB製作会社で働き、スキルを身に着けてセミリタイアに突入しました。

節約・給与所得・積み立て投資による資産形成

年齢ごとの資産増加額

どうでしょうか?はっきり言って順風満帆な会社員生活ではありませんでした。
最初の会社で人間関係で鬱手前まで追いつめられなければ、職場を転々とすることにはならなかったのか…
時々考えますが、僕は社会に溶け込めないのでタイミングは違えど結果は収束したと思います。
人によって年収も環境も違いますが、これだけは言えます。収入が低くてもセミリタイアは可能です。
僕は一部上場の正社員も、外資系の正社員も経験しましたが、ニートも非正規も経験しました。
チャイナショックや某ウィルスショックもありました。
それでも年間で一度も資産がマイナスになったことはありません。
これはリスクを抑えてかつ長期的に投資をしてきたこと、
節約生活を身につけて、無駄な出費を抑えてきたこと、
一応の安定した収入があったこと
この3つによって資産を積み立ててきたことで達成できました。

特別なことではなく、節約すること・暮らせる程度でも給料を稼ぐこと・持続して投資資産を積み立てることでセミリタイアはできると考えています。
日々の積み重ねで、最初は少なかったとしても複利効果が徐々に効いてきます。
節約して使うお金を減らし、できる限り給料を投資に回す。複利効果によってだんだんと資産が増えるという仕組みです。

他にも、僕は個別株をいじっていますが、資産を減らさないようリスクヘッジして投資をすること。なんとかショックのときに買い増しできるよう現金を確保しておくことなどルールを決めています。
まぁそれで損しちゃうこともあるんですけどね、狼狽して損するよりはいいはずです。
ニート・非正規を経験して、転職を何度もした僕でも平均して額面で平均300万円ちょっとの僕でも、10年と少しで3000万円の資産を作ることができました。

皆さんならもっと簡単に資産形成できるかもしれません。きっとできるはずです。

計画的にセミリタイアを考えましょう

セミリタイアまでにお金を貯めることも大事ですが、3000万円だけだと年齢や環境に寄りますが、働かないで生きていくのは難しいかもしれません。質素な生活が身についている僕は大丈夫ですが…
お金が貯まる間、資産の投資配分や投資知識、リスクヘッジについて考えておきましょう。セミリタイア後の収入源も探しておいた方がいいと思います。

僕は独身なので3000万円でセミリタイアする計画でしたが、結婚したり子育てしたりするのなら、伴侶にもよりますがもっと資産は必要だと思います。
僕だったら大切な人を養えなくなるリスクを取ってセミリタイアを急ぐことはしませんね。
結婚していたら僕だったら1億円くらいは用意して、かつ事業をすると思います。
今の僕のようにWEB制作請負くらいでは1年後どうなってるかわからないです。自分だけの人生ではないので慎重になってください。

鬱になる前に会社を辞めてください

しかし、これだけは優先してほしいのは、もしストレスを抱えているなら、
鬱になる前に会社を辞めてください。
僕も最初の会社で鬱になりました。正確には双極性障害、躁鬱というやつです。
詳しくはまた別の機会に書きますが、僕はストレスが溜まると頭痛が起きます。
さらに進行すると耳鳴りが起きます。耳鳴りが起きたら危険で、
一刻も早くその仕事を辞めることにしています。
会社を辞めてからは一度も頭痛を感じていません。ストレスがないんですよね。
ひとそれぞれ、シグナルは違うと思いますが我慢しすぎると何度も再発するようになってしまいます。
転職したことなくて、この仕事がなくなったら不安。僕もそうでした。
転職なんてどうとでもなります。まずは自分の身を守ってください。
一息つくと、その先を歩く気になると思います。

おわり

先日出した投稿でも言ったのですが、セミリタイアは収入で生活費を担保できるだけあれば資産0でもできます。
ですが、安定的に収入を得られる人って少数ですからね。保証もありません。
しかし、給料と資産運用だけでも、何の才能もなくても資産を形成することはできます。
人によってかかる時間は違いますが、僕でも10年ちょっとで実現できました。
人生の中盤と後半はのんびり猫たちと昼寝をして過ごしていきます。

これからも、昼寝王国ではセミリタイア後の資産額や経験談を定期的に公開していきます。
セミリタイアを目指している方の参考になれば幸いです。
今後も宜しければお付き合いください。ありがとうございました。

昼寝王国は、働きたくないあなたを応援しています。

投稿者

昼寝ねこ

昼寝王国は働きたくない人を応援しています。一緒に悠々自適な昼寝生活を送れるようにゆる~く頑張りましょう。

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