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みなさんこんにちは。昼寝ねこです。
みなさんは、「会社に行きたくない」と思ったこと、ありますよね?
きっと、一度はあるんじゃないかと思います。
僕は会社員を辞めて、半年が経ちました。
最近ようやく、あの漠然とした不安が薄れてきて、「やりたいことを楽しもう」と思えるようになってきました。
同時に、自分の社会人としての弱さや欠点も、少しずつ客観的に見えるようになってきた気がします。
会社で働いていた頃は、本当に毎日がつらくて仕方ありませんでした。
仕事自体は決して嫌いではなかったけれど、対人関係のストレスや、仕事に対する重圧が重くのしかかってきて…。
朝起きるのもつらくて、夜はなかなか眠れない。
仕事の日は食欲もわかず、会議の日にはお腹が痛くなることもよくありました。
僕は何度か転職をしてきましたが、結局いつも「もう無理だ」と限界を感じてしまう。
責任やプレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、なかなか辞める決断ができない。
最終的には、自分ばかりに負担がかかって、周りの人の嫌なところや不満に目がいってしまって…そんな風にして、会社を離れることが多かったです。
同じように、会社の重圧や人間関係で悩み、「辞めたい」と思っている人も多いんじゃないかと思います。
でも、「辞めたらどうなるんだろう」と将来が不安だったり、「周りに迷惑をかけたくない」と責任感を感じていたり…。
そうやって、一人で抱え込んでしまう人も多いはずです。
今回は、そんな僕が会社を辞めるきっかけになった出来事や、辞めたあとの心の変化、そして今の生活について、率直にお話ししようと思います。
会社員を辞める前の自分
このチャンネルの最初の動画でも少し触れたんですが、
僕は新卒で社会に出た頃から、ずっと「労働ってなんだか理不尽だな」と感じていました。
一度きりの人生を、どう生きるかすら自由に選べない社会って、
ちょっと残念だなと思ってしまいます。
他人に関わる部分は難しくても、自分の自由くらいは、自分で決められるようにしたいですよね。
人間関係に関しては、僕自身そこまでトラブルを起こすようなタイプではないと思っています。
でも、どんな会社にも不思議と「クセの強い人」がいるもので…。
僕のようにおとなしい性格だと、そういう人たちから目をつけられてしまうことが多かったです。
なぜか分からないけど、「こいつは潰しておくべきだ」みたいに感じ取られてしまうんでしょうかね。
そういう人と毎日関わらなきゃいけない会社という場所は、
心が繊細な人にとっては、正直すごく息苦しい場所だと思います。
とはいえ、お金がなければ生きていくのは難しいのも事実です。
だから僕は、早いうちから「3000万円貯めたら社会人を辞めよう」と決めて、
資産形成や節約、投資に本気で取り組んできました。
実際、3000万円に到達したタイミングで前々職を辞め、
そのあとWEB制作を学んで、WEB制作会社に転職。
そこからまた働いて、会社を辞めるころには資産は4000万円になっていました。
でも今は、物価も上がって、円の価値も下がってきています。
正直、4000万円あっても「本当にこれで足りるのかな?」という不安は、ゼロにはなりません。
だからこそ、前々職までは「お金を貯めるための労働」、
前職は「今後、稼いでいくためのスキルを得る労働」という位置づけで仕事を頑張りました。
目的が明確だったからこそ、努力もできたし、成長も早かったと感じています。
会社を辞める決断をした瞬間
僕が前職を辞めるきっかけになったのは、人間関係でした。
努力の結果、すでにディレクターという立場になっていて、 チームでWEB制作の進行を管理したり、段取りを組んだりしていました。
でも、チームの中には、どうしても責任感や意欲が感じられないメンバーがいて。
自分の作業が遅れていても報告なしに定時で帰る人もいて、正直とても困っていました。
注意するのは正直気が進まなかったんですが、仕事なので個別に声をかけたり、 言い訳を聞いては調整したり…
結局、最終的な修正は僕がやることが多く、 毎日の帰宅時間は22時を過ぎるのが当たり前になっていました。
そんなある日、同じように残業をしていた別チームの男性が、突然会社に来なくなったんです。
原因は、チーム内の業務をその人が一手に引き受けていたことでした。
その人の姿に、自分を重ねてしまいました。
彼のチームでは、彼に仕事を押しつけるような雰囲気が当たり前になっていて、 しかも誰も手伝わないどころか、陰で馬鹿にするような発言すらありました。
僕は、「自分のことは棚に上げて、他人を笑う」ような人が本当に苦手で。
そんな人たちと一緒に働くことが、日々どんどんつらくなっていきました。
そのうちに、普通の笑い声すら不快に感じるようになって、
「自分の精神的な疲弊」に気づくようになりました。
辞めるきっかけは、今思えば本当に些細なことでした。
でも、その“些細なこと”が、今まで積もり積もったストレスの最後の一押しになったんです。
ある日、社長と一緒に重要な打ち合わせがありました。
納期の迫った仕事を片づけながら、寝る間も惜しんで資料を用意して、やっと間に合わせました。
そんな中、打ち合わせ直前の事前確認で、上司と社長から開口一番言われたのが、
「なんでこのパワポ、比率が4:3じゃないの?」という一言でした。
……いや、そこ? 比率? 中身じゃなくて? めちゃくちゃどうでもよくない?って、心の中で思いました。
もうね、「お前のPCはブラウン管なのか?」って、喉まで出かかったんですよ。
本気で、目の前のディスプレイを叩きつけてやろうかと思いました。この画面のサイズなんだよ!!って。
でもそのとき、一瞬の怒りの後に来たのは、“あ、もう無理だ”という諦めでした。
必死に頑張っても、見られているのはスライドの比率。 内容でも努力でもなくて、「そこを責めるんだ」って。
その瞬間、すべてがバカらしく思えて、 心の中でスッと決まりました。
「もう、明日、退職願いを出そう」って。
そのとき、いきなり辞めようと思ったわけではありません。ずっと悩んでいて 仕事にはもう十分慣れていましたし、資産面の準備もできていたので、 あとは「いつ辞めるか」だけだったんです。
翌日、退職願いを提出して、 何度も聞いたことのある“引き止めトーク”を軽く受け流しつつ、 はっきり「辞めます」と伝えました。「辞める」と決めてからは、気持ちがとても楽になりました。
本気で心が壊れそうなときは、他人に遠慮なんてせず、すぐにでも辞めていいと、僕は思っています。
初めて社会人になった最初の仕事で鬱になるギリギリまで我慢してしまったため、僕はずっと鬱の再発の兆候を気にして仕事をすることになりました。
僕は仕事は好きでしたし、実績のない自分を雇ってくれた社長には今でも感謝しています。
辞めるきっかけは小さな衝突でしたが、今でも仕事上の付き合いは続いています。
「すべてを嫌いになって辞めた」わけじゃないのです。
でも、「自分の心を守るために辞める」という選択をしたことは、間違っていなかったと思っています。
退職後の精神的・肉体的な変化
仕事を辞めてから、体が本当に楽になりました。
中でも肩こりはずっと悩みのタネで、20代の頃からずっと慢性的に張っていたんですが、今では、気づけばほとんど感じなくなっています。
「転職しなきゃいけない退職」と、「もう転職しないつもりの退職」って、精神的な重みが全然違うんだなと実感しました。
会社に通っていた頃の僕は、毎朝、目覚ましより早く「ハッ」と目が覚めてしまって、その瞬間から、心臓がドクドク早鐘のように鳴っていました。
今では、自然に睡眠時間が安定していて、朝はだいたい8時ごろに起きています。
会社に行っていた頃は7時には起きなきゃいけなかったので、単純に睡眠時間も伸びたし、質もよくなったんだと思います。
スマートウォッチで心拍数を測ってみても、会社にいたときは常に100を超えていたのに、今は家で過ごす時間が多くて、心拍数も70〜80くらい。
こうして数値でも、ストレスがどれだけ大きかったかを実感します。
たぶんここまで会社員に向いていない人も珍しいと思うんですが、辞めて本当によかったと心から思っています。
セミリタイア生活
今の僕は、退職してから11ヶ月が経とうとしているところです。 もともと資産的にはFIREを視野に入れていたこともあり、 生活に困るほどお金に困っているわけではありません。
ただ、もう少し余裕を持って過ごせるようにと、 ちょっとした事業を始めることにして、開業したり、ホームページを作ったりしてきました。 前職やその前の会社のつながりから、ありがたいことにお仕事をもらえることになりました。 今は週3くらいの在宅ワークで、ある程度の収入を得られています。
サラリーマンの頃のような収入ではないけど、ストレスも少なくて、自分にとってはすごく心地よい働き方です。
ただ最近は、前職のつながりで受けていた仕事を、少しずつ減らしていこうかなと思っています。
理由は二つあって、
ひとつは「時間で拘束される働き方」を、できるだけ手放していきたいから。
もうひとつは、やっぱり会社という組織の中にいる人たちと、自分の考え方や価値観がどうしても合わなくて、
だんだんと、居心地の悪さや疎外感を感じるようになってきたからです。
これからの自分
これからは、自分の事業をもう少し広げていこうと思っています。
しばらくは、友人の事業をサポートしながら、自分の新しいプロジェクトも軌道に乗せるのが目標です。
趣味のYouTubeの方も、新しくチャンネルを分けて、力を入れていくつもりです。
ひとつは今ご覧いただいているこのチャンネル。
仕事に悩んでいる人や、会社を辞めようか迷っている人に向けて、僕の考え方や経験を共有する場所にしていきたいと思っています。
もうひとつは、実際に脱サラした後、僕がどんなふうに暮らしているのか、DIYや節約、家庭菜園なんかをテーマにしたチャンネルです。
いわば「生活のリアル」をそのまま見せていく場所にしたいと思っています。
こんなふうに、しっかり休んで、だらだらと過ごしていると、「そろそろ何か始めてみようかな」って自然と思える日が、ふっと訪れるんですね。
昼寝もして、のんびり過ごしているからかもしれません。
まあ、ずっと寝ていたら、それはもう昼寝じゃないんですけどね(笑)。
きっかけは、おそらく友人や知人の話を聞いたこと。
やっぱり人って、他人の考え方や動きを見て、ちょっとだけ刺激を受けたりするもんですね。
正直、僕は人間関係があまり得意じゃありません。
好戦的な人とか、マウントを取りたがるようなタイプがとにかく苦手で、できることなら、なるべく人と関わらずに生きていきたいって思ってます。
それでも、少数の友人や、気の合う知人とのつながりは大事にしたいし、きっと僕は僕なりに、人との関わりをちゃんと求めているんだと思います。
会社を辞めたいと考えている人へ
もし今、心が疲れてしまっている人がいたら――
どうか、無理しないでほしいなと思います。
辞めたっていいし、休んだって大丈夫。
未来はちゃんと、ゆっくりでも動き出してくれます。
会社を辞めることは、人生の終わりなんかじゃありません。
むしろ、自分の人生を取り戻すための、一歩かもしれません。
ただ、もし次に動き出すときが来たら、
“やらされること”じゃなくて、“自分がやりたいこと”のために動いてみてください。
十分な資産があって、「もう働かなくていい」と思える人なら、そのままFIREして、自由に生きていけばいいと思います。
世間体なんて、ほんとにクソくらえでいいんです。
でも、もしまだお金が不安だったり、資産があっても「このままでいいのかな…」と感じている人は、
“将来に役立つスキル”が身につく仕事を選ぶのがおすすめです。
僕の場合は、それがWEB制作でした。
WEB制作は、自分のサイトを作ることにも使えるし、仕事としても成立します。
自分の武器になるスキルでした。
何かに目的を持って、期限を決めて仕事をすると、
「ここだけはがんばろう」って、辛いときでも踏ん張る力が湧いてきます。
そして、そういう努力って、絶対に自分の中で無駄になりません。
僕は今、自分だけの“昼寝王国”を築いて生きています。
気が向いたら働いて、疲れたら寝て、美味しいものを食べて。
そんなふうに生きていいんです。
あなたも、あなたのペースで。
焦らなくて大丈夫です。あなただけの快適な昼寝ライフを作っていってください。
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